正しいことは、いつも響くとは限らない

仕事をしていると、
「正しいこと」を選ぼうとする場面が増えます。

理論的に合っている。
数字的にも間違っていない。
誰に説明しても納得されそう。

それでも、
なぜか響かないことがあります。

デザインでも同じです。

整っている。
分かりやすい。
非の打ちどころがない。

でも、動かない。

そんな瞬間があります。


見落としているのは「誰の正しさか」

正しさには、種類があります。

作り手にとっての正しさ。
上司にとっての正しさ。
市場にとっての正しさ。
そして、使う人にとっての正しさ。

この視点がズレると、
どれだけ完成度が高くても
どこか空回りします。


違和感は敵ではない

「なんとなく違う気がする」

この感覚は曖昧ですが、
とても大事です。

理屈では説明できないけれど、
現場では確かに感じるズレ。

そこを見逃さない人のデザインは、
少しだけ強くなります。


本質はあとから分かる

最初から答えが見えていることは、
ほとんどありません。

経験する。
試す。
修正する。

その繰り返しの中で、
少しずつ理解が深まります。

そしてある時、
「だから響かなかったのか」と気づく。


デザインは視点の選択

結局のところ、
デザインはセンスだけではなく
どの視点で物事を見るか。

そこに尽きる気がします。

正しさを整える前に、
誰のための正しさかを疑ってみる。

その一歩が、
結果を変えるのかもしれません。