デザインの正体は、9割が「言葉」だと思う。泥臭い想いを言語化すべきかな。

「デザイン会社なんだから、かっこいい絵を描いてくれるんでしょう?」

知らないお客様には、よくそう思われてるのかな。 もちろん、絵も描きます。レイアウトも組みます。 ですが、制作プロセスの中で時間を使っているのは、「言葉」です。

極論を言えば、デザインにおける配色は「お化粧」であり、レイアウトは「整頓」に過ぎません。 その中心にある「言葉(メッセージ)」という心臓が動いていなければ、どんなに美しく着飾っても、それはただの○○です。

今日は、デザインにおける「言葉」の重さについてお話しします。

「かっこいい」だけでは、物は売れない

想像してみてください。 最高級の紙を使い、洗練されたフォントで、美しい写真が載っているパンフレット。 そこに書かれているキャッチコピーが 「皆様の幸せを追求する、トータルソリューションカンパニー」 のような、誰にでも言えるありきたりな言葉だったらどうでしょう?

「ふーん、で?」 で終わりますよね。

一方で、手書きの汚い文字でも、 「もう、あなたを一人にはさせない」 と、魂の叫びのような言葉が書かれていたら、人は足を止めます。

デザインは、視線を集めるための「フック」にはなりますが、ファンになってもらったりする最後の決め手は、いつだって「言葉」です。

言葉には「体温」が乗る

ヒアリングでよく質問をするのは、お客様の中にある「熱源」を探しているからです。

「なぜ、この事業を始めたんですか?」 「一番悔しかったことは何ですか?」 「社員に、本当はどうなってほしいですか?」

経営者の口からこぼれ落ちる、飾り気のない本音。 怒りにも似た情熱や、隠しきれない優しさ。

そういった「体温の乗った言葉」を拾い、そのままキャッチコピーや文章に落とし込む。 そうして初めて、デザインに血が通います。

「うまいコピー」よりも、 泥臭くても、嘘のない「生きた言葉」の方が、圧倒的に重いのです。

デザイナーは「代弁者」であるべき

問題解決をするデザイナーは恐らく「絵を描く人」ではなく、「翻訳家」だと思っています。

経営者の頭の中にある、言葉にならないモヤモヤとした想い。 それを、社会に伝わる形(言葉とビジュアル)に翻訳して届ける。

だから原稿をお客様に丸投げしません。 「原稿はそっちで用意してね、こっちはレイアウトするから」 というスタンスはあまりとらないですね。

あなたを演じて、あなたのことを考え、言葉を紡ぐ。 そんなことをやったりして、「デザイン」を完成させたりします。

「絵」の前に、「言葉」の話をしよう

もし、これからデザイン制作を考えているなら、 「どんな色がいいか」の前に、 「何を伝えたいか」 「誰に、どんな言葉を届けたいか」 を、一緒に考えてください。

言葉が決まれば、デザインは決まります。 逆に、言葉がないままデザインを作るのは、地図を持たずに旅に出るようなものです。

それも問題はないのですが。。。

胸の奥にある、まだ言葉になっていない「熱」を。 誰よりも熱い言葉にして、デザインに。


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