「モニターの中」は嘘をつく。デザインは「机の上」ではなく「現場」で完成するという話

こんにちは、株式会社ゆしのけデザインの渡邉です。

皆さんが、チラシや看板のデザインをチェックする時。 どんな環境で見ていますか?

おそらく、静かなオフィスの自分の机で、 性能の良いパソコンのモニターに映し出して、 あるいは、綺麗にプリントアウトした紙を手に取って、 じっくりと眺めているのではないでしょうか。

「うん、綺麗だね」 「文字のバランスもいいね」

…実は、ここが最大の落とし穴です。

今日は、デザイナーが常に意識している「現場の魔物」についてお話しします。

デザインは「温室育ち」では通用しない

机の上やモニターの中というのは、言わば「温室」です。 照明は明るく、邪魔するものはなく、あなたはデザインを見ることに100%集中しています。

しかし、そのデザインが実際に置かれる「現場」はどうでしょうか?

例えば、「道路沿いの看板」。 見る人は、時速40km〜60kmで運転しています。 視認できる時間は、わずか0.5秒。 机の上なら読める「電話番号」や「詳しい住所」も、現場ではただの「意味のないシミ」に見えてしまいます。

例えば、「居酒屋のメニュー」。 オフィスの蛍光灯の下ではお洒落に見えた「黒背景に濃いグレーの文字」も、 薄暗い間接照明の店内では、全く読めなくてお客様をイラつかせます。

デザインは、机の上で見るものではありません。 実際に必要とされる場所で見られて、初めて効果を発揮するものです。

状況に応じて「アレンジ」する勇気

だからこそ、私たちデザイナーに必要なのは、 「綺麗に整える技術」以上に、「現場を想像してアレンジする能力」です。

もし、設置場所が「雑多なスーパーの掲示板」なら? あえて上品さを捨てて、周りのチラシに埋もれない「毒々しい色」を使うアレンジが必要かもしれません。

もし、ターゲットが「老眼の進んだ高齢者」なら? 全体のバランスが多少崩れたとしても、文字を限界まで大きくするアレンジが必要かもしれません。

机の上での「美しさ」を犠牲にしてでも、 現場での「機能」を優先させる。 それが、ビジネスで勝てるデザインの鉄則です。

パソコンから離れて、現場に行こう

私がデザインを提案する時、必ず意識していることがあります。 それは、「そのデザインが置かれる風景」です。

雨の日に、傘をさしながら見る看板なのか? スーパーの袋を提げて、急いでいる主婦が見るチラシなのか? スマホの画面が割れた学生が見るWebサイトなのか?

そこまで想像して初めて、「この文字サイズじゃ足りない!」「この配色じゃ目立たない!」という正解が見えてきます。

もし、今お手元にデザイン案があるなら、 一度モニターから目を離して、想像してみてください。

あるいは、プリントアウトした紙を持って、実際に貼る予定の場所に行ってみてください。

机の上では見えなかった「修正すべき点」が、きっと見えてくるはずです。 もちろん、その「現場検証」、私たちが代わりにやることも大歓迎ですよ!

現場で輝く「生きたデザイン」を、一緒に作りましょう。


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