街も、祭りも、政治も。私たちが歩く道は、すべて誰かに「デザイン」されているという話。

こんにちは、株式会社ゆしのけデザインの渡邉です。

突然ですが、あなたは今日、 「自分の意思」でそのコンビニに入り、 「自分の意思」でその道を通って出社したと思っていますか?

おそらく、半分は正解で、半分は間違いです。

あなたがその道を通ったのは、誰かがそこに「道路」を引いたからです。 あなたがそのコンビニで新商品のおにぎりを手に取ったのは、誰かが「手に取りたくなるパッケージ」と「歩きたくなる店内の動線」を作ったからです。

私たちは普段意識していませんが、 この世の中にある「人の動き」は、ほぼすべて誰かによって計算され、「デザイン」されています。

今日は少し視点を広げて、社会全体を動かす「デザインの力」についてお話しします。

街づくりは、巨大な「行動デザイン」

例えば、私たちが暮らす袖ケ浦や木更津の街。 どこに駅があり、どこに学校があり、どう道路が伸びているか。

これらは偶然できたわけではありません。 「ここに人の流れを作ろう」「ここは安全のためにスピードを落とさせよう」という、
行政や都市計画家の「意図」がデザインされています。

ガードレールの色ひとつ、標識の大きさひとつとっても、 「人間をどう動かすか」 という緻密な計算(デザイン)の上に成り立っています。

デザインとは、「人を、目的の場所へスムーズに誘導する装置」なのです。

祭りもまた、感情の「デザイン」である

地元の祭りやイベントもそうです。 ただ太鼓を叩いて騒いでいるわけではありません。

  • どのルートでお神輿を通すか(観客への見せ場)
  • どこに屋台を並べるか(賑わいの演出)
  • クライマックスで何を流すか(感動の共有)

これらはすべて、参加者の感情を「高揚」させ、「一体感」を持たせるための体験デザイン(UXデザイン)です。

「あー、楽しかった!また来年も来よう!」 そう思わせることができたなら、その祭りのデザインは大成功。
逆に、動線が悪くてイライラしたり、飽きてしまったりするのは、デザインの敗北です。

政治こそ、究極の「イメージデザイン」

もう少し生々しい話をすると、政治の世界もデザインの塊です。

選挙ポスターの顔写真の角度、キャッチコピーのフォント、演説でのネクタイの色。
これらはすべて、「誠実そう」「力強そう」「親しみやすそう」という印象を、有権者の脳に植え付けるために計算されています。

政策(中身)はもちろん大事です。 しかし、その中身を多くの人に「聞いてもらう」ためには、まずデザインの力で「信頼の入り口」を作らなければなりません。

歴史を振り返っても、優れたリーダーの横には必ず、優れた演出家(デザイナー)がいました。
「デザイン」とは、世の中の空気を操るツールでもあるのです。

あなたのビジネスは「デザイン」されていますか?

さて、話をあなたのビジネスに戻しましょう。

街も、祭りも、政治も、結果を出しているものはすべて緻密に「デザイン」されています。 「成り行き」や「偶然」で動いているものは一つもありません。

では、あなたの会社はどうでしょうか?

  • お客様が「買いたくなる」動線はデザインされていますか?
  • 社員が「働きたくなる」環境はデザインされていますか?
  • 地域の人に「愛される」ためのイメージはデザインされていますか?

もし、「なんとなく」やっているとしたら。 それは、地図を持たずに航海に出るようなものです。

デザインとは、「意図」を持つこと。
「お客様にこう動いてほしい」「社会からこう見られたい」というゴールを決めて、そこまでのレールを敷く作業です。

「ただのチラシ屋でしょ?」と思われがちですが、わたくしがやっているのは、実はこの「レールの設計」です。

あなたのビジネスを、偶然任せにしないために。
「デザインされた道」を、一緒にどうでしょう?