「一生懸命作ったのに読まれない」を卒業。チラシの反響が変わる「Zの法則」と「3色ルール」

千葉県袖ケ浦市で活動している、株式会社ゆしのけデザインです。

今回は、社内でチラシやポスターを作らなければならない「広報担当者様」や「店舗オーナー様」に向けて書いてみます。

イベントの告知や、新商品の案内。 皆さんが普段、WordやPowerPointと格闘しながら作っているそのチラシ。 正直なところ、配った後の「反応」はいかがでしょうか?

「苦労して1000枚配ったのに、問い合わせが1件もない…」 「手に取ってはもらえるけど、そのままゴミ箱に行っている気がする…」

その悔しさ、痛いほどよく分かります。 時間をかけて、伝えたい情報を全部詰め込んだのに、なぜ読んでもらえないのか。

「やっぱり私にはデザインのセンスがないから…」 そう落ち込む前に、少しだけ待ってください。

実はそれ、センスの問題ではありません。 人間がモノを見る時の「クセ」を知らないまま、ボールを投げているだけなんです。

今日は、私たちプロが必ず意識している、でも実は誰でも真似できる「2つの鉄則」をお話しします。 これを意識するだけで、あなたのチラシは「スルーされる紙」から「読まれる紙」に変わります。

■鉄則1:人間の目は、勝手に「Z」を描いて動く

まず、残酷な現実をお伝えします。 お客様は、あなたのチラシを「隅から隅まで読もう」なんて、これっぽっちも思っていません。

パッと見た瞬間、人間の視線は無意識に決まった動き方をします。 それが「Zの法則」です。

  1. 左上(ここがスタート)
  2. 右上
  3. 左下
  4. 右下(ここがゴール)

アルファベットの「Z」を描くように、視線は流れていきます。 この流れに逆らって情報を置いてしまうと、お客様の脳は「読むのが面倒くさい」と判断して、情報をシャットアウトしてしまうんです。

【よくある失敗パターン】 ・一番見てほしい「キャンペーンタイトル」を、紙の真ん中あたりに置いている。 ・問い合わせの電話番号を、左下の目立たないところに置いている。

これでは、視線のジェットコースターから外れてしまっています。

【今日からできる解決策】 Wordで原稿を作る時、この「Z」のラインを意識して配置を変えてみてください。

・左上:「誰に向けたチラシか」の呼びかけ(例:腰痛でお悩みの方へ) ・右上:一番の強みやキャッチコピー ・真ん中(Zの斜め線):商品の魅力的な写真 ・右下:次の行動(電話番号やQRコード)

特に「右下」は視線のゴールです。 ここに「で、どうすればいいの?」という答えがないチラシは、ゴールテープのないマラソンコースのようなもの。 必ずここに、申し込み方法や地図を置いてあげてください。

■鉄則2:色を使いすぎると、それは「ノイズ」になる

次に多いのが、「目立たせたい!」という気持ちが強すぎて、色が散らかってしまうケースです。

赤、青、黄色、緑…。 カラフルな方が賑やかで楽しそうに見えますが、情報として見ると、それはただの「雑音(ノイズ)」です。 どこが重要なのか分からなくなってしまうんですね。

私たちプロは、基本的に「3色」くらいしか使いません。 そして、その配分には黄金比があります。

・ベースカラー(70%):背景などの広い面積。白や薄いベージュなど。 ・メインカラー(25%):文字や枠線。ブランドのイメージ色。 ・アクセントカラー(5%):ここぞという時の一点張り。

【今日からできる解決策】 勇気を持って、色を捨ててください。

例えば、背景は「白」。文字は「濃いグレー」。 そして、「限定5名」とか「半額」といった一番言いたい言葉だけを、鮮やかな「赤」にする。

モノクロの世界にポツンとある赤色は、強烈に目を引きます。 「全部目立たせようとする」のは、「誰も目立たない」のと同じこと。 主役を一人に絞ってあげるのが、読み手への親切というものです。

■「伝え方」を整えるだけで、結果は変わる

「Zの法則」で視線を誘導し、「3色ルール」で情報を整理する。 今日お話ししたのは、デザインのセンスではなく、情報の「交通整理」の話です。

ご自身で作ったチラシを、一度印刷して、赤ペンで「Z」を書いてみてください。 そして、色が多すぎないか、少し離れて眺めてみてください。

その一手間で、「なんか素人っぽい」が消えて、「あ、なんか読みやすい」に変わるはずです。

もちろん、 「理屈は分かったけど、自分で直す時間がない」 「もっと本格的にブランドイメージを作りたい」 という時は、私たちゆしのけデザインを頼ってください。

あなたが集めた熱い想いや情報を、私たちがプロの技術で「一番伝わるカタチ」に翻訳します。

まずは、今あるチラシの「無料診断」だけでも構いません。 「ここをこう直すと良くなりますよ」と、お節介なアドバイスをさせていただきます。

成功は、汗をかいてチラシを作ったあなたのおかげ。 もし読まれなければ、それは見せ方のルールのせい。

せっかくの努力を無駄にしないために。 情報の整理整頓、一緒にやってみませんか?