皆さんの会社の会議には、こんな人はいませんか?
場を盛り上げようと、ひっきりなしに喋る人。 すぐに意見を言うけれど、どこか浅い人。
一方で、 腕を組んで、じっと黙って話を聞いている人。
一見すると、喋っている人の方が「参加している」ように見えます。 でも、会議中、この「黙っている人」の方をチラチラと見てしまいます。
それは「参加してなくて怖いな」と思っているわけではありません。 むしろ逆です。
「この人は今、頭の中でどんな『答え』を導き出そうとしているんだろう?」 「きっと、この沈黙の後には、すごい意見が出てくるはずだ」
そうやって、密かに「期待」しているのんです。
「すぐに答える」のが、正解ではない
会議でよく喋る人は、思考を「口に出しながら」整理していることが多いです。 スピード感はありますが、どうしても「思いつき」レベルの発言も混ざります。
状況にもよりますが、一方で普段あまり喋らない人は、何も考えていないわけではありません。 彼らの頭の中では、ものすごいスピードで「情報の選別」が行われています。
「A案だと、現場が混乱するんじゃないか?」 「B案は良さそうだけど、コストが見合わない」 「そもそも、議論の前提がズレていないか?」
飛び交う意見を静かに聞きながら、頭の中でシミュレーションし、未熟なアイデアを捨て、 「これならいける」という確信が持てるまで、じっくりと熟成させている。
私が彼らに期待してしまうのは、その「熟成された一言」には、議論を一歩進めるだけの重みがあるからです。
料理が出てくるのを待つ時間
イメージとしては、料理人に似ているかもしれません。
「お腹すいた!」と言われて、3分でカップラーメンを出してくる人もありがたいですが、 期待しているのは、じっくりと出汁をとり、具材を煮込み、 「お待たせしました。これが最高の一皿です」 と出してくれる人です。
その調理にかかる時間が、会議における「沈黙」なのだと思います。
だから、相手が黙って考え込んでいる時は待つだけ。時間に限りはありますが、 「今、脳内で美味しい料理を作っている最中なんだな」 と思って、ワクワクしながら待つことにしています。
そして、そういう人が最後にボソッと言う一言は、だいたいにおいて「的確」で「美味しい」のです。
「待てる」のも、パートナーの条件
ゆしのけデザインも、どちらかと言えば「待ってほしい」タイプです。
調子のいい提案を並べるのではなく、課題をじっくりと聞き、観察し、考え抜いた末に、 「御社に必要なデザインは、これです」 と、自信を持ってご提案をしたい。
だから、打ち合わせで少し黙り込んでも、心配しないでください。 それは、皆様のビジネスにとっての「最適解」を探している、一番熱い時間です。
言葉の数ではなく、言葉の「質」で勝負する。 そんな、本質的なやり取りができる仕事ができれば嬉しいです。
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