同じ質問を、10人に投げかけたら。
返ってくる答えは、10通りになるでしょう。
それは知識量の違いだけではありません。
もっと大きな違いがあります。
「どこから、その物事を見ているか」。
つまり、その人の視座です。
質問は、相手を知るためのものでもある
「この商品、どう思いますか?」
「AIは便利ですか?」
「このデザイン、どう感じますか?」
一見、同じ質問でも、返ってくる答えはさまざまです。
ある人は価格の話をします。
ある人は使いやすさを語ります。
ある人は社会への影響を考えます。
ある人は、その背景にある歴史を話し始めます。
どれも間違いではありません。
その人が普段、何を見て、何を大切にしているのか。
質問への答えには、その人の視座が自然と表れるのです。
「正解」を探すより、「どこから見ているのか」を知る
私たちは、つい「どちらが正しいのか」を考えてしまいます。
しかし、本当に大切なのは、正解を決めることではなく、
「なぜ、その答えになったのか」
を知ることではないでしょうか。
立場が違えば、見える景色も違います。
経験が違えば、判断も変わります。
だからこそ、答えだけを比べるのではなく、その人がどんな景色を見ながら話しているのかを知ることで、会話はもっと深くなります。
デザインも同じです
私たち株式会社ゆしのけデザインでは、「どんなデザインにしたいですか?」という質問をすることがあります。
すると、
「かっこよく。」
「目立つように。」
「高級感を出したい。」
という答えをいただくことがあります。
もちろん、それも大切です。
しかし、私たちが本当に知りたいのは、その先です。
「なぜ、そう思ったのですか?」
その理由を伺うことで、お客様が見ている景色や、届けたい相手、実現したい未来が見えてきます。
デザインは、色や形を整える仕事ではありません。
相手の視座を理解し、それを多くの人に伝わる形へ翻訳する仕事です。
本質は、答えの中ではなく、その奥にある
人は、自分が見ている世界からしか話すことができません。
だからこそ、一つの答えには、その人の価値観や経験、人生が映し出されます。
私たちはデザインをするときも、まず相手の話を聞きます。
答えだけではなく、その人がどんな視座で物事を見ているのか。
そこを理解することが、本質を伝えるデザインにつながると考えているからです。
デザインとは、見た目を整えることではありません。
人の視座を理解し、その想いを、誰かに伝わる形へ変えていくこと。
それが、株式会社ゆしのけデザインの考えるデザインです。