JOURNAL

「それは違う」と思う言葉ほど、本質に近いことがある。

「それは違う」と思う言葉ほど、本質に近いことがある。

仕事をしていると、

「そんな考え方はないでしょう。」

と思うような話を聞くことがあります。

最初は違和感しかありません。

でも、少し時間を置いて考えてみると、

「あの人が言いたかったことは、これだったのか。」

と思うことがあります。

言葉は、ときどき遠回りをする

人は、頭の中にあることを、そのまま言葉にできるとは限りません。

うまく説明できない人もいます。

感情が先に出る人もいます。

言葉足らずの人もいます。

だから、表現だけを見てしまうと、「違う」と感じることがあります。

でも、その奥にある考えまで否定してしまうのは、少しもったいない気がします。

本質は、少し形を変えて現れる

デザインの打ち合わせでも、

「もっとワクワクする感じ。」

「なんか違う。」

「もっとあたたかく。」

そんな言葉をいただくことがあります。

そのままでは、デザインの指示にはなりません。

でも、その言葉の背景を聞いていくと、

「お客様に安心してもらいたい。」

「会社の人柄を伝えたい。」

「親しみやすい雰囲気にしたい。」

という、本当に伝えたいことが見えてきます。

私たちは、その「本筋」を探すことが仕事の一つだと思っています。

違和感を、すぐに捨てない

突飛な意見。

極端な考え方。

常識から外れているように聞こえる話。

もちろん、すべてが正しいわけではありません。

でも、だからといって、最初の数秒で切り捨ててしまうのも違うと思います。

「なぜ、この人はそう考えたのだろう。」

その問いを持つだけで、見える景色が変わることがあります。

本質は、意外な場所に落ちている

みんなが同じことを言っている中では、安心感はあります。

でも、新しい発見は少ないかもしれません。

一方で、

「それは変だ。」

と思う言葉には、自分がまだ見ていない視点が含まれていることがあります。

その視点を受け入れる必要はありません。

ただ、一度立ち止まって考えてみる。

それだけで、自分の考えも少し深くなります。

デザインも、人との会話も同じです。

本当に見るべきなのは、言葉ではなく、その奥にある本筋なのかもしれません。